完了しました
小田急線車内で8月、乗客10人が包丁で切られるなどして重軽傷を負った事件で、警視庁は川崎市の元派遣社員対馬悠介容疑者(36)(殺人未遂容疑などで再逮捕)を別の乗客への殺人未遂や事件当日の窃盗など6件の容疑で17日に再逮捕する方針を固めた。
捜査関係者によると、対馬容疑者は8月6日午後8時半頃、東京都世田谷区を走行中の上り快速急行電車内で、乗客の30歳代の会社員男性の右腕を刃渡り約20センチの包丁で切りつけ、殺害しようとした疑い。男性は全治1週間のけが。
このほか、事件当日に新宿区と川崎市のコンビニ店でビールやお茶を万引きした窃盗や、新宿区の食料品店で万引きが発覚した際にカッターナイフを所持した銃刀法違反(携帯)、7月に世田谷区のDVD販売店で商品の包装を破った器物損壊などの容疑も適用する。
対馬容疑者はこれまで乗客女性2人に対する殺人未遂容疑で逮捕されていた。女性2人に切りつけた後、さらに包丁を振り回し、逃げる男性に切りつけていたことが車内の防犯カメラなどで裏付けられたという。
対馬容疑者は警視庁の調べに容疑を認め、「大量に人を殺したかった」などと供述している。