厳しいコロナ規制設けた州知事、高級レストランで会食…リコールは不成立か

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 【ロサンゼルス=渡辺晋】米カリフォルニア州で14日、新型コロナウイルス対策などで批判を受けた民主党のギャビン・ニューサム知事(53)のリコール(解職請求)投票が行われた。投票は午後8時(日本時間15日正午)に締め切られ、即日開票された。米メディアは、リコールは不成立が確実になったと報じている。

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 ニューサム氏を巡っては、コロナ対策で厳しい規制を設けた一方、自身は高級レストランで会食していたことが昨秋に発覚。共和党支持者らが主導し、リコール投票の実施に必要な署名が集まった。リコールの成否は、来年秋の中間選挙にも影響する可能性があり、民主党のバイデン大統領やハリス副大統領もニューサム氏の応援で現地入りした。

 有権者は今回、▽リコールに対する賛否▽リコールが過半数の賛成で成立した場合、誰を後任に選ぶか――の2段階で投票した。リコールが成立した場合、後任候補46人のうち最多得票者が新しく知事に選ばれる。

 カリフォルニア公共政策研究所が1日に公表した世論調査では、おそらく投票に行くとした有権者のうち、リコール反対は58%で、賛成は39%にとどまっていた。

 同州での知事のリコール投票は、2003年に民主党知事が解職され、俳優で共和党のアーノルド・シュワルツェネッガー氏が後任に選ばれて以来となった。

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