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【バンコク=山村英隆】オーストラリア競争・消費者委員会は13日、日本航空が豪カンタス航空と申請していた日豪間などの路線を巡る共同事業について、認めないとする最終決定を発表した。
発表によると、両社はコロナ禍以前の段階で、日豪間の路線での旅客数で高いシェア(市場占有率)を占めていた。同委員会は、両社の共同事業を認めれば「(日豪間の路線で)ほかの航空会社が運航することが非常に困難になる」と結論づけた。
両社は今回の最終決定について「失望している」とする声明を出した。今後も共同事業以外での連携強化を模索していく方針だ。
同委員会は5月に共同事業を認めないとする仮決定を発表していた。