北米の鳥の名前、「人種差別的なルーツ多い」 解消目指す運動進む

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人種差別主義との関係を改めて見直す動きが続く米国では、不快とされたスポーツチームや学校の名前の改称が相次いだ。さて次は、鳥の名前の番だ──。

同運動の創始者の1人であるジョーダン・ラター氏は、例えばハモンドメジロハエトリが、米国の元軍医総監ウィリアム・アレクサンダー・ハモンドにちなんだものと指摘。同運動のウェブサイト上では、ハモンド氏が研究のため殺害された先住民たちの脳を収集しようとしていたこと、また黒人について「精神的または肉体的な機能面で、手回しオルガンのサルとほとんど変わらない」と記していたことが言及されている。

ラター氏はこの運動で、人名にちなんで名付けられた北米に生息する鳥類150種を特定し、改称を試みていくと説明。この取り組みは「鳥の名前という単なる上辺だけ」の話を超えたもので、「プロセスの変化を本当に求めていく」と語った。同学会は声明で、「この重要な任務をわれわれの特別委員会の手に付すことをうれしく思っている。鳥類学および鳥類観察が可能な限り包摂的なものであるようにするために、鳥類の英語名を再検討して変更するプロセスについて、委員会の勧告を受けるのを楽しみにしている」と述べた。 その一方でバード・ネームズ・フォー・バーズは、究極的には学会全体のシステムをより包摂的なものにしたいと望んでいる。マッカウンロングスパーという英語名をシックビルドロングスパーに改称したことは素晴らしいとしながらも、ラター氏はまだ氷山の一角に過ぎないとし、米国鳥学会が18年に同様の提案を拒否していたと指摘。「このプロセスはまだ何も変わっていない」と述べ、非白人関係者の視点をさらに取り入れていくために出来ることはまだあると話している。

これに対して同学会は、18年に拒否して以来、「人名に由来する鳥類名の問題について真剣に議論」してきたと主張。CNNに対して「米国鳥学会は、有色人種の科学者が、主に理系分野での、また特に鳥類分類学の分野での発言権が小さく、構造的な障壁に直面していることを認識している。同学会は鳥類学における多様性と包摂性の増進を明確に支持し、反人種差別主義に傾注する」と述べた。

 

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