東京五輪 お家で応援 「室内熱中症」に注意

新型コロナウイルス禍のなか、おもに無観客で開催されている東京五輪。都内には緊急事態宣言が発令中で、集まって観戦するパブリックビューイングの開催も見送られ、「おうち観戦」が中心になっている。現地や屋外より、熱中症予防の点からはよさそうに感じるが、家の中にもそのリスクは潜んでいる。ポイントを押さえながら、安全に選手の活躍を応援し、真夏の祭典を楽しみたい。

「熱中症は日差しのある屋外で起きるイメージがあるかもしれませんが、条件によっては室内でも熱中症になることがあります」

平成25年の夏から日本気象協会がすすめるプロジェクト「熱中症ゼロへ」はこう注意を促す。

総務省消防庁の統計では令和2年6~9月、熱中症で救急搬送されたのは6万4869人。年齢別にみると、65歳以上の高齢者が最も多く3万7528人で全体の57・9%を占める。発生場所では、庭など敷地内すべてが含まれるものの、住居が43・4%だった。

昨年に続き、コロナ禍の外出控えで、在宅ワークや自宅で調理する機会も増えた。五輪中継にくぎ付けになってしまうこともある。

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