7月30日、F1第11戦ハンガリーGPのフリー走行が行なわれ、メルセデスAMGのバルテリ・ボッタスがトップタイムを記録した。

午前中のセッションではマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がトップタイムを記録。ホンダは前戦イギリスGPで大きなクラッシュを喫したパワーユニットを日本とイギリスのファクトリーで調査して無事を確認し、このフリー走行で走らせて最終確認を行なった。

午後のセッションでは決勝想定の走行でメルセデスAMGとレッドブルが同等のペースを刻んだが、予選想定のソフトタイヤではメルセデスAMG勢が上回り、1位ボッタス、2位にもルイス・ハミルトンがつけ、フェルスタッペンは0.298秒差の3位となった。

角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は午前のセッション開始から40分の時点でクラッシュ。縁石にタイヤを乗せ、挙動を乱してスピン状態に陥り、後ろから真っ直ぐタイヤバリアに激突した。このマシン修復に時間が掛かり、午後のセッションで走行を開始できたのは残り2分の時点。走行は3周のみとなり、午前・午後計120分間の走行時間のうち78分を失う痛手を負った。(米家峰起通信員)