銀メダルとなった米国のケン・エリクセン監督(60)が、日本のファン目線に立って継投を振り返った。

日本の先発を担った上野由岐子(39=ビックカメラ高崎)を打ちあぐね、5回までゼロ行進。2点を追う6回無死一塁としたところで、日本は後藤希友(20=トヨタ自動車)を送り込んできた。1死一、二塁の好機を作ったが、3番チデスターのライナーに二塁走者が飛び出し、無念のダブルプレー。最終7回は再び登板した上野を相手に出塁できず、最後まで1点が遠かった。

記者会見のスタートは日付が変わっていたが、エリクセン監督は丁寧に言葉を紡いだ。

「レジェンド(上野)を再度ゲームを迎え入れて、試合を終わらせる。日本のソフトボールのファンであれば、今日のチームジャパンがやったことは愛を持って見られたと思います。我々がチームジャパンと戦ったのは誇りに思っています。それぞれの国のために全てを出し切って戦った。非常に良い試合だった。残念な結果ではありましたが」

長らくライバル関係で歩んできた両国が、健闘をたたえ合った。