卓球・張本、ほろ苦い初五輪 4回戦敗退に「力負け」

男子シングルス4回戦 懸命にリターンする張本智和=東京体育館
男子シングルス4回戦 懸命にリターンする張本智和=東京体育館

初めての五輪シングルスはほろ苦い結果となった。卓球男子シングルスの第3シード、張本智和(木下グループ)が27日、4回戦に臨み、ヨルギッチ(スロベニア)に3―4で敗れた。8強入りを逃し、「力負け。相手のプレーに自分が対応できなかった」と肩を落とした。

22歳のヨルギッチは張本と同様にバックハンドを得意としており、男子の倉嶋監督が「欧州でトップ4に入る実力」と評する若手有望株。張本も十分に警戒して臨んだが、パワーに押される状況を最後まで打開できなかった。

次はエースとして期待される団体が待つ。18歳は「団体で最低限メダルを取って、この大会を終えたい」と力を込めた。(奥村信哉)

会員限定記事会員サービス詳細