日米欧で通信障害 五輪組織委サイトなど一時閲覧できず
【ニューヨーク=共同】米IT企業アカマイ・テクノロジーズのサービスで22日午前11時45分(日本時間23日午前0時45分)ごろ、通信障害が発生し、東京五輪・パラリンピック組織委員会や日米欧の企業を含む複数のウェブサイトが一時的に閲覧できなくなった。発生から1時間程度で障害は解消した。
アカマイはホームページの配信事業を手掛ける。ソフトウエアの更新によるシステムトラブルが原因で、サイバー攻撃ではないと説明した。
日本企業では、日本航空のウェブサイトが閲覧できない状態となったほか、プレイステーションのオンラインサービスが利用できなくなった。東京都のサイトも一時的に表示されなくなったという。
欧米メディアによると、米デルタ航空やアメリカン・エキスプレス、英ブリティッシュ・エアウェイズなどのサイトも一時停止した。
アカマイは、ウェブ閲覧や動画配信を高速化するサービスなどを展開し、多くの企業が利用している。障害はネット上の住所であるIPアドレスを人が読みやすいドメイン名に変換するサービスで発生した。