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東京五輪で開閉会式の演出を担当する小林賢太郎氏の解任を巡り、政府・与党からは22日、処分を当然とする声や五輪への影響を懸念する意見が出た。
茂木外相は小林氏がホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)をやゆしたことについて、「極めて不適切だ。五輪・パラリンピックが目指す『団結』『共生社会の実現』という目標とも全く相いれない」との談話を発表した。丸川五輪相は「極めて残念だ。大会組織委員会には、五輪憲章の精神にのっとった運営を改めて徹底してほしい」と求めた。
自民党の佐藤正久外交部会長は「問題を把握後、すぐに解任したのは良かった」と評価しつつ、「組織委だけでなく、日本全体で人権や差別への感度、意識がまだまだ弱い部分が背景にあった」と指摘した。小野寺五典組織運動本部長は「世界に日本の恥をさらしている感じがして、本当に情けない。一体、開会式はどうなるんだと皆心配している」と語った。