共産党員に忠誠を求める習主席、厳格さが裏目に出る恐れも<上>

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家族から中国共産党の革命的歴史について聞かされて育った学生のケリー・フーさん(20)は、同党への入党を希望していた。

近年、中国共産党入党への長い道のりを歩み出したフーさんは、何時間にも及ぶ党のイデオロギーに関する講義と生物学の学位取得のための勉強を両立させ、さらに共産党が国民向けに配布したアプリで毎日30分間、記事を読んだり動画を視聴したりした。フーさんと他の若い12人の入党希望者たちは、まず自分の家庭環境や、党の教育を受け始めてから自分の考え、学習、生活がどのように改善したかをまとめたリポートを提出した。そして、自分の短所に関する質問に答えた後、部屋の外で審査結果を待った。フーさんは、今後1年間は仮党員となる。仮党員は、正党員と同じ義務を負うが、党の選挙での投票権はない。そして年末に、地元の党支部がフーさんの入党を認めるか否かを決定する。中国共産党の党員数は、100年前の創立時はわずか53人だったが、現在は9500万人以上に増えている。

フーさんも以前なら、党の政治活動にはほとんど関与しない消極的な党員だったかもしれない。党員の中には、単に家族に入党を勧められたから、あるいは、競争の激しい中国の労働市場で優位に立ちたいとの理由で入党する者も多く、党員が必ずしも党のイデオロギーの熱心な信者とは限らなかった。中国の習近平(シーチンピン)国家主席(習氏の実権は、中国共産党総書記の地位に由来する)は、党員の数よりも質を重視してきた。習氏は党員たちに、党への絶対的忠誠を求めるとともに、党員の党への信頼を高めるためにイデオロギー教育を強化し、さらに党内の反対派に対する取り締まりを断行した。狭き門 フーさんはその手紙に、入党を希望する理由と自分がいかに党のイデオロギーに沿った行動を取っているかを詳細に記した。その後、地元の党支部が、国民に異議申し立ての機会を与えるために公表した入党候補者のリストの中にフーさんの名前もあった。またフーさんは、毎日30分間「学習強国」というアプリで習氏のイデオロギーについて学んだ。この「学習強国」は、習氏の教えを学んで国を強くする、と読むことも可能で、習氏への個人崇拝が進んでいる証拠とも言える。

さらにフーさんは、数カ月に1度、自分がどのように人々に奉仕し、どう自分自身を改善したかに関する手書きのリポートを提出した。一方、党支部の党員らは、フーさんの教師や同級生、さらにはフーさんがあまりよく知らない人々を通じて、フーさんを厳しく審査した。現在フーさんは、地元の党支部が主催する活動への参加に多くの時間を割いているという。活動内容は、愛国映画の鑑賞や、学校の教室の掃除といったボランティア活動など多岐にわたる。10年前は、...

 

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大戦のどさくさ利用して共産赤を駆逐しなかったのが誤りの始まりだよ。

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