昨年2月に始まるみずほ銀行のシステム障害では、ガバナンス(企業統治)の不全が指摘されたが、背景にあったのは坂井辰史・みずほフィナンシャルグループ(FG)社長をはじめとする経営陣の現場に対する理解不足だった。
また、先進的な取り組みから金融庁の覚えがめでたかった山口フィナンシャルグループにおいて、当時会長兼CEOを務めていた吉村猛氏が事実上の解任に見舞われるクーデターが勃発。地方銀行の注目株としてもてはやされていた山口FGにおいて、トップの独断専行という醜聞が露呈した。では純粋に、これまでの実績を踏まえた場合、銀行の頭取(一部は社長)の中で最も結果を残してきた「最強」頭取は誰なのか。詳細は記事末の「『頭取ランキング』の作成と見方について」に譲るが、ダイヤモンド編集部では、これから述べる四つの観点および七つの指標に基づいて、107行の銀行トップの実力値を徹底分析した。
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