元イングランド代表のボビー・チャールトン氏死去…ミュンヘンの悲劇、66年W杯制覇(2023年10月22日)|BIGLOBEニュース

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【パリ=平地一紀】サッカーのイングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(マンU)は21日、イングランド代表として地元開催の1966年ワールドカップ(W杯)優勝…|BIGLOBEニュース

【パリ=平地一紀】サッカーのイングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(マンU)は21日、イングランド代表として地元開催の1966年ワールドカップ(W杯)優勝に貢献したボビー・チャールトン氏が亡くなったと発表した。86歳だった。英BBCによると、認知症の診断を受けていたという。

チャールトン氏は、マンUの育成組織出身。58年、マンUが国際試合を終えて帰国する途中、ドイツのミュンヘン空港で飛行機が離陸に失敗し、選手らに多数の死傷者が出た「ミュンヘンの悲劇」に巻き込まれた。この事故から立ち直り、68年には、中心選手としてマンUの欧州チャンピオンズ杯(現チャンピオンズリーグ)を初制覇。マンUによると、イングランド代表では、106試合出場、49得点の記録を残した。 引退後は、マンUの取締役を長く務めた。自らの名を冠した財団では、各地で紛争に巻き込まれた人々を支援する活動に力を入れた。「ナイト」の爵位を持ち、「サー」の称号で呼ばれた。2012年には、日本サッカー界への貢献などから旭日小綬章を受章した。

マンUは声明で、「サー・ボビーは、マンチェスターや英国だけでなく、サッカーが行われている世界の各地で、何百万もの人々のヒーローだった。選手としてのずば抜けた資質だけでなく、スポーツマンシップと高潔さでも同じくらいの尊敬を集めた。サッカーの巨人として、いつまでも記憶されるだろう」と死を悼んだ。 マンUの一員として、1998〜99年の欧州チャンピオンズリーグ制覇などに貢献したデービッド・ベッカム氏は、少年時代に同氏と一緒に映った写真の画像とメッセージを自身のSNSに投稿。「サー・ボビーから全てが始まった。自分がマンUでプレーする機会を得られたのは、サー・ボビーがいたから。本当の紳士で、家庭を大切にする男で、本当の国民的ヒーローだった」などと追悼した。

 

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