テックはアートなのだ。
スウェーデンの家具メーカー IKEAって、スピーカーにも家具としての役割を持たせようとしていますよね。スピーカー×ランプにしてみたり、スピーカー×ブックスタンドにしてみたり。なんでスピーカーはスピーカーとして主張しちゃいけないんだって思っていたんですが、どうやらそれは「スピーカーの置き場所に困っている人が多い」のが理由なんですって。
だから、こんなアイディアをぶちかましてきました。
「もう、絵画にしちゃえばいいんじゃない? 」って。
そう、今度のSymfoniskスピーカーは、アートになったんです。このアイディア、すごい!
アートの形態をしていれば、置き場所は明白ですよね。壁にかけるか床置きです。どちらにしても、部屋のアクセントになる場所が理想です。
IKEAの製品開発者であるStjepan Begic氏によると、「スピーカーではなく、音とともにある家具を作ることを可能に」しているそう。
新しいスピーカーのカラバリはホワイトとブラックの2色。ケーブルは3.5メートルで、余ったコードは背面の空洞にまとめておくことが可能。また、スピーカーをふたつ購入した場合、デイジーチェーンでケーブルをまとめることができるそう。AirPlay 2とWiFi接続対応、Bluetoothには非対応とのこと。
フレームそのものは6センチ。フロントパネルを取り外せるので、アートを変えることもできるそうですよ。今はデフォルトフレームのみですが、8月にはJennifer Idrizi氏のアートが2種類追加されますし、徐々に種類も増えていくらしいので、楽しみが増えそうですね。
Sonos社によると、このスピーカーは雪の結晶のようなカバーがついていて、それが「ウェーブガイド」の役割を果たすため、高音域の音を部屋中に音を響かせることができるのだとか。それ以外の機能について詳細は語られていません。
Symfoniskウォールアートスピーカーの日本発売は2022年を予定。アートなサウンド、ちょっと欲しくなっちゃいますね。