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東京都八王子市内を流れる浅川の清流を再現した同市役所1階ロビーの水槽に、アユが放流され市民の人気を集めている。
幅1.8メートル、高さ、奥行き0.5メートルの水槽に流木、石などがレイアウトされ、浅川に生息するウグイ、オイカワなどが涼しげに泳いでいる。今月、多摩川漁業協同組合八王子支部の協力で採取したアユが加わり魚種は16種類になった。水槽は昨年まで、6月の「環境月間」に合わせて夏の間だけ展示されていたが、今年から季節ごとに魚を替えて通年展示されている。
ロビーには新型コロナウイルスの高齢者接種会場があり、訪れた高齢者も水槽に見入っていた。同市狭間町の男性(81)は「浅川にもアユがいるのですね。接種の不安が癒やされてありがたい」と話した。