外付けSSD/HDDやNAS、こんな風に使ってます。ギズ編集部のストレージ周りを紹介

  • 50,545

  • author かみやまたくみ
  • ヤマダユウス型
  • 小暮ひさのり
  • 武者良太
  • 岡本玄介
  • amito
  • 金本太郎
  • X
  • Facebook
  • LINE
  • はてな
  • クリップボードにコピー
  • ×
外付けSSD/HDDやNAS、こんな風に使ってます。ギズ編集部のストレージ周りを紹介
Image: Shutterstock

明日からのAmazonプライムデーで安くなるので、必要ならそこで買っちゃうのがいいかと。

クラウドストレージは多くても容量2TB程度、高画質な画像や動画などの大容量データをたくさん手元に置いておきたいという人だともの足りません。必然的に自前のストレージを増やすことになりますが、SSDにHDD、外付けに内蔵、NASとあれこれ選択肢があるんですよね。どれを買えばいいのかけっこう迷いませんか。

そのあたり気になってギズ編集部の人たちに「どんな風にデータを保存しているのか」を聞いてみたんですが、今はSSD+HDDをセットで買うのがよさそうです。聞いた話をまとめるとこんな感じ。

SSD:アクセス速度の速さを活かし、頻繁に読み書きするファイルや、写真や動画などの大容量データを保存。最終的な保存場所ではなく、作業用のデータを入れる場所(一時保管先)という側面が強い

HDD:容量あたりの価格が安いので、バックアップデータ置き場&データの最終保存先として利用されている。

NAS:HDDに近い使われ方だが、ネットワークを介して複数のデバイスでアクセスできるため、スマホなどからもデータを読みたい/保存したいという人が選ぶ選択肢になっている。

ポイントは複数の保存手段を併用している人がほとんどだということ。最終保存先には多くのデータをリーズナブルに長期保存するのに向くHDDが選ばれていますが、読み書き速度が遅いのでSSDにもデータを置いて作業時にはそちらにアクセスするケースが目立ちます。クラウドストレージもみんなある程度活用していて、重要なデータはクラウドにも保存している人が多いですね。デジカメで写真を撮る人には容量無制限のAmazon Photosが鉄板選択肢になってる感。

以下、実際にギズ編集部の面々がどんな風に各種ストレージを使い分けているのかを、環境別(Mac/Win)に紹介します。

Mac編

MacBook Pro+ポータブルSSD+外付けHDD

MacBook Proの外部ストレージに、1TBのポータブルSSDと2TBの外付けHDDを併用中。転送速度が早く持ち運びも容易なSSDには音楽や写真、映像、イラスト関係のデータを。HDDはTime Machineを使ってバックアップストレージにしています。クラウドはDropboxに文書類を、Amazonフォトに写真をまるごとアップしてますが、最近はブラウザベースで何かと同期できるので昔ほど活躍はしなくなったかなーと。SSDが安くなればSSD環境にしたいけど、結局数年ごとに買い換えしたほうがデータ的には安全なので、バックアップはHDDで安定しそうです。でもSSDはやっぱり便利だよねぇ。

(ヤマダユウス型)

Mac mini+外付けSSD&HDD

僕のM1のMac miniは複数のストレージでデータ管理しています。

進行中の仕事の原稿やすぐに取り出したいデータはMacのストレージと「Box」のオンラインストレージとを同期。区切りが付いた仕事のデータ、撮影した写真・動画は6TBの外付けHDDへ順次移動します。この写真フォルダはAmazonフォトとも同期しています。同時に4TBの外付けHDDも接続されていて、こちらはTimeMachineのバックアップ用です。

つまり、進行中の原稿はMacのストレージ、オンラインストレージ、TimeMachineとの3箇所に存在しているカタチですね。仕事データ消えたら困るんで!

また、高速なアクセスが必要な編集中の動画データは、テンポラリとして1TB(960GB)の外付けSSDに保存しています。やっぱりSSDは速くて快適ですね〜。

現状こんな感じで複数のストレージを使い分けていますね。ただもうすぐ6TBのHDDがいっぱいなのと、外付けSSDが最近不調なのと、Macのスリープに対応していなくてゲンナリしているので、これらはオカワリで買おうかな!って思ってます。

・6TB

・4TB

・SSD

(小暮ひさのり)

iMac+NAS

写真管理は2TBのiCloudをメインにしていましたが、だいぶ前から2TBに収まっておらず…。先日ついにQNAPの2ベイNAS(4TB RAID1)を導入しました。まずMacの「写真」アプリのライブラリを「PowerPhotos」というアプリで1年ごとに分割。古いものはNASと無料のAmazon Photoに保管、iCloudには今年の写真ライブラリだけ同期することにしました。この運用のポイントは、iCloudや写真アプリの恩恵をある程度受けつつ、NASにもクラウドにも保管しておけること。iCloudにどっぷり浸かってしまった生活スタイルを大きく変えずに過ごせるのがメリットです。

仕事のデータはiCloud Driveに加えてQsyncというQNAP版DropboxのようなサービスでNASと同期しています。

(amito)

Windows編

デスクトップ機+内蔵SSD&HDD増設

メインマシンのHP OMEN(デスクトップ)には1TB SSD、6TB HDDを積んでいますが、2年周期で3.5インチの2~4TB HDDを買ってきました。コイツには何を入れるかっていうと、主にロスレスのWAVファイルと画像。2000年代から続けてきたCDリッピングのデータと、デジカメのRAWデータをいれています。いつまでも残しておきたいデジタル資産だから、メインマシンのHDDが壊れても大丈夫なよう数年おきに新品のHDDにお引越し。スタンドアローンな状態で保管しておくようにしてるんですね。

NASを使っていた時期もありましたが、常時通電させるものではないので素のHDDでいいかなって。

HDDメーカーやスペックにはこだわりなし。ここ4年ほどはウエスタンデジタルのWD Blueシリーズを選んでいます。かっこよくないこれ?

PCとの接続はセンチュリーの裸族のお立ち台シリーズを愛用しています。OSをインストールしたストレージのフィジカルバックアップも簡単なので、2スロット以上のモデルがおすすめよー。

(武者良太)

デスクトップ機+内蔵SSD+外付けHDD

数カ月前のこと、Windows搭載デスクトップの買い替えを機に、内部に1TのSSDを増設しました。そこで、外付けにしていた512GBのHDDひとつをそのSSDに統合し、ふたつめの外付け512GBはあんまりアクセスしないので外し、使う時だけ繋ぐようにしました。保存データは、デザインの仕事で作ってきたイラレとフォトショのデータ、及び使用した写真や関係資料です。

また家族写真をGoogleフォトに保存し、月毎やイベント毎のフォルダーを共有。その他、ネットで見つけた有用な情報はEvernoteのWebクリッパーを使い、「ブックマーク」でURLだけ残せば容量を食わず、執筆業の記録や様々なメモもEvernote。あとはTVの録画用にHDD×2を使ってます。外付けを常設すると、埃まみれになるのが困りものですけどね。いずれはNASも導入したいなと思っています。

(岡本玄介)

WinノートPC+簡易NAS

私はルーターに4TBのHDDをつなげて、簡易NASとして運用しています。ルータのスペックはこれが近いです。

中身は自炊してPDF化したTRPGのルールブックがメインです。TRPGプレイヤーはご存知かと思うんですが、TRPGをヘビーに遊ぼうとするときはデカい本をたくさん同時に参照する必要があるので(しかも電子書籍化されてないものがけっこうある!)、それをPC/タブレット/スマートフォンすべてで参照するためには、自前のネットワークストレージがいちばん使いやすいのです(まあ、最近はTRPGをとんとプレイできていないのですが...)。

RAIDは組んでいないのですが、HDDが吹っ飛んだときの予備としてBoxにオリジナルデータをバックアップしています。

仕事のデータはぜんぶOneDriveに入れています。Windowsとの相性が良い(当然ですけど)ので、仕事用とプライベート用のPCでギャップなく作業できるようになりました。

(金本太郎)

※価格など表示内容は、執筆現在のものです。変更の可能性もありますので、販売ページをご確認ください。

2021年6月22日:誤字を修正しました。