長期間放置され倒壊の危険、大観音像の解体準備始まる…最初に頭部から撤去へ

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 兵庫県淡路市の海沿いにある丘陵地に長く放置され、倒壊の危険が指摘されてきた「世界平和大観音像」で、解体撤去工事への準備作業が始まった。2023年2月の完了を目指し、今年7月に着工する。

「世界平和大観音像」の解体撤去工事に向けた準備をする作業員ら(兵庫県淡路市で)
「世界平和大観音像」の解体撤去工事に向けた準備をする作業員ら(兵庫県淡路市で)

 像は高さ約100メートル。展望台がある民間の観光施設として1982年にでき、2006年2月に所有者が死去してから閉鎖された。20年3月に所有権が国に移り、撤去が決まった。

 初日の14日、工事を請け負った業者の作業員らが資材を搬入した。発注した近畿財務局によると、内装の解体を経て本体工事に移り、外壁を剥がして内部へ落として鉄骨を切断し、頭部から姿を消す。来年2月には完全になくなるが、台座や基礎の撤去などにさらに約1年かかる見込み。総工費は8億8000万円。

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2137499 0 社会 2021/06/19 00:14:00 2021/06/19 00:14:00 2021/06/19 00:14:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210617-OYT1I50060-T.jpg?type=thumbnail

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