「ジャルジャル」後藤淳平さん、信玄生誕500年ドラマで武将役…「精いっぱいやる」

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 武田信玄生誕500年に合わせ、山梨県は武田二十四将の一人で、郡内地域を治めた武将・小山田信茂の短編ドラマ「信茂と勝頼」を制作する。16日にはキャストが発表され、信茂役をお笑いコンビ「ジャルジャル」の後藤淳平さん(37)が演じることになった。

信茂の肖像画(小山田信茂公顕彰会提供)
信茂の肖像画(小山田信茂公顕彰会提供)

 信茂は、信玄と勝頼の親子2代の時代に、大月市の岩殿城を拠点として郡内地域を治めたとされる。江戸時代の軍学書「甲陽軍鑑」などでは、武田家滅亡に際して信茂が勝頼を裏切ったとする説が唱えられていたが、近年の研究で逆臣説が見直されてきている。

 短編ドラマ制作のねらいは、信玄生誕500年を郡内地域でも盛り上げることだ。長崎知事は2月定例県議会で、信茂を巡る議論が「地域間の微妙な感情のすれ違いの遠因になっている」と述べ、「全県が一つになって信玄公の生誕を祝す機会にしたい」と話してい

た。

後藤淳平さん(県提供)
後藤淳平さん(県提供)
イッセー尾形さん(県提供)
イッセー尾形さん(県提供)

 5分程度の短編ドラマ5本が制作される予定で、脚本は、NHKの大河ドラマ「西郷どん」などに携わってきた脚本家・俳優の三谷昌登さん(43)が手がける。信茂役の後藤さんのほか、物語の語り手には俳優のイッセー尾形さん(69)も起用された。

 後藤さんは「昔から山梨観光が好きで、毎年ブドウ狩りに行くなどしていました。信玄公生誕500年の節目にこのような作品に携われて光栄です。精いっぱいやらせていただきます」、イッセー尾形さんは「(ドラマで描かれる)信茂の隠れた実像に深く感動しました」とコメントを寄せている。

 撮影は6月下旬から県内や京都の撮影所などで始まり、秋に開催する信玄公祭りに合わせて公開される予定だ。県観光資源課の担当者は「郡内地域も含めた県全体で生誕500年を盛り上げていきたい」と話している。

スクラップは会員限定です

使い方
「エンタメ・文化」の最新記事一覧
記事に関する報告
2134452 0 エンタメ・文化 2021/06/18 07:05:00 2021/06/18 11:24:05 2021/06/18 11:24:05 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210617-OYT1I50127-T.jpg?type=thumbnail

主要ニュース

セレクション

読売新聞購読申し込みキャンペーン

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)