五輪パラチケットの公式転売、追加販売断念へ 再抽選の検討も

東京五輪・パラリンピックのチケットに関し、大会組織委員会が当初計画していた公式再販売(転売)や、追加販売を見送る方針を固めたことが17日、分かった。観客数の上限決定後、上限を超えた一部のセッション(時間帯)で、チケット購入者を対象とした再抽選の実施が検討されており、同時に再販売や追加販売を行うのは困難と判断した。

公式再販売はチケットが不要になった人が定価で転売できる仕組みとして導入する予定だった。

政府や組織委などは21日にも代表者による5者協議を開いて観客数の上限を決定する。政府のイベント制限の方針に準じ、会場の定員の50%以内なら1万人とする方向。

再抽選を実施する場合、7月上旬に結果を通知する日程を想定している。払い戻しにも応じる方針という。

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