ANA、JALが職場接種始める…国際線パイロット「安心して利用してもらうきっかけに」

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 航空大手2社が新型コロナウイルスワクチンの職場接種を始めた。全日本空輸を傘下に持つANAホールディングスは13日から、日本航空(JAL)は14日から、いずれも羽田空港で国際線パイロットや客室乗務員を優先して接種を進めている。

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ワクチンを接種するANAの客室乗務員(13日、羽田空港で)=横山就平撮影
ワクチンを接種するANAの客室乗務員(13日、羽田空港で)=横山就平撮影

 政府は21日からの職場接種について、開始日を早めることも可能としており、両社は前倒しでの実施に踏み切った。接種を終えた全日空のパイロット、敦沢芳晴さん(55)は「国際線を安心して利用してもらうきっかけにしたい」と話した。

読売新聞社もスタート…対象は5000人以上

 読売新聞社も14日午前、東京本社ビル内にある地域診療所「読売クリニック」で職場接種を始めた。

 早期に接種の体制を整えたため、前倒しで実施した。対象は、本社や読売巨人軍など読売グループ会社の社員とその家族、本社ビルに勤務する保育士らエッセンシャルワーカーなどで、5000人以上への接種を見込んでいる。

 当面は、基礎疾患のある社員のほか、本社ビル内にある「よみかきの森保育園」の保育士や、食堂スタッフ、受付スタッフらを優先する。東京五輪・パラリンピックを取材する本社、日本テレビ、報知新聞、福島民友新聞の記者らの希望者にも早期に接種する。

 対象は、東京近郊の読売新聞販売店の所長、幹部従業員らに順次拡大する。

 読売クリニックでは今年2月、ワクチン接種の準備に取りかかり、クリニックと近隣の医療機関などに勤める医療従事者計40人余りの接種を順次実施する一方、クリニックをかかりつけ医とする社内外の高齢者や基礎疾患のある患者への接種準備を進めていた。そうした中、政府が今月初め、職場接種を受け付ける方針を発表したため、保健所などと協議のうえ、職場接種の申請を行った。

 医師、看護師の確保や備品の調達など準備を早くに整えていたことから、14日から接種をスタートさせた。21日からは外部の医療機関の医師、看護師の応援も得て接種人数を増やす。

 読売グループ以外にも、本社ビルにある国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)職員の職場接種を読売クリニックで行うことを検討している。読売クリニックをかかりつけ医としてきた人や近隣住民も受け付ける方針で、本人確認の方法や接種記録管理の手法などを研究している。

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