梅雨のジメ感をピンポイントに解決。約6,000円のコスパ除湿機を試してみた

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  • author ヤマダユウス型
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梅雨のジメ感をピンポイントに解決。約6,000円のコスパ除湿機を試してみた

2台使いもヨシ。

6月、除湿機を求めたくなる季節の到来。加湿したり除湿したり人類は忙しいなぁって感じですけど、快適な環境づくりにコストをかけるのは間違いない判断です。人間の快適範囲はそれほど広くないですし。

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というわけで、ドリテック社のコンパクト除湿器「クアラ(JY-100WT)」を試してみました。結論言っちゃうと、ピンポイントで使う除湿機としてはかなり優秀です。お値段も6,000円弱とコスパ良し。

省スペース&シンプル機能

本体重量は約858g、寸法は横140×奥行き140×高さ228mm。専有面積にするとおよそスマホ2台分といった感じで、除湿機としては非常にコンパクトです。デスクの端やベッドサイド、6畳間の隅っこに鎮座させても場所を取りません。

一方で、軽量さゆえにぶつかると転倒させる危険がありして、一度ひっくり返して水ばしゃーさせました…。動線確認はしっかりね!

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機能はとてもシンプルで、電源ボタンがあるのみ。タンクの取り外しや排水も簡単です。

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取り出したタンクの上蓋をスライドさせて…。

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ジャーっと捨てるだけ。上蓋やタンクはザラリとした質感で、かなり撥水性があります。水切れもよく、水処理にはほとんどストレスがないですね。好印象。

除湿性能、見た目以上でした

除湿方式は除湿機としては珍しいペルチェ式を採用。ペルチェ素子を使った除湿機は小型&静音がウリで、一方でパワー不足と言われています。そもそもこのサイズ感だとリビングをまるまる除湿するというより、自室や寝室の除湿に使うのがメインになるでしょう。

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気になる除湿性能は、6畳間で24時間稼働させてこれくらいの吸水。

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5日ほど24時間稼働させると、満タンになりました(満水時は自動で電源オフになり、LEDが緑→赤に変わる)。我が家の立地はマンションの一階で、特段湿度が高いわけではないものの毎年この季節は湿度80%前後になります。

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太陽が見えない曇りのお昼頃の湿度がこれくらいの値。この時点から、床に設置した「クアラ」を約2時間ほど稼働させると…。

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確実に除湿してるんですねぇ。さらに1時間後は湿度60%をきるくらいまでは除湿してくれました。体感的にもデスクや足裏、首周りのベタつきに違いを感じます

10畳ほどのリビングでも使ってみましたが、除湿機の周囲はサラっとしたものの、部屋全体の除湿になってるかと言われればやはり力不足。メイン除湿機にはしづらいけど、自室やクローゼット、玄関といったポイントで使う除湿機としてはしっかり仕事をしてくれたなという印象です。

ペルチェ式の静音性は期待はずれ

ペルチェ素子を採用している除湿機は静音性に優れていると言いましたが、正直そこまで静かでもなかったです(公称動作音は35db以下)。商品紹介にも静音設計を謳ってはいますが、うちにあるDCモーター搭載のサーキュレーターよりも音はしますね。

Web会議で気になるほどの音量ではない、でも就寝時に「うーん、うるさい…」と感じるくらいには音がする。そんなイメージです。むしろペルチェ素子で静音といっても、これくらいの音はしちゃうのか…除湿機って…。

サクっと導入できる、快適環境づくりガジェット

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レビュー期間中に「クアラ」を使ったり使わなかったりしましたが、オンとオフで体感的に違いがあるのは間違いないです。例えばキーボードをタイピングしているときの手のベタつきや、スリッパを履いたときの足裏のサラサラ感などは、如実に違いがわかりました。除湿、できてるじゃん!

設置や排水も簡単なので、今の家具配置や生活リズムを変えることなく導入できるカンタン除湿機ですね。まさに今この時期に「部屋のベタベタが気になる」という人には、これくらいのサイズ感が一番使いやすいんじゃないかな。部屋だけでなくクローゼットなど、ピンポイントに除湿したいって時にも有効。

ガチの除湿機ならリビングまるごとサラッとできますし、室内干しの洗濯物を乾かしたりできますが、なにせデカイしお値段も数万円はします。その点、クアラは非力っちゃ非力ですが、狭い範囲なら効果はありますし、6000円くらいで導入できちゃうハードルの低さが魅力ですね。

ジメジメ大国日本において、除湿機は持っていても損じゃない家電だと思います。同じ室温でもサーキュレーター+除湿機の組み合わせでかなり快適になりますし、検討の価値はあるかと。でも、転倒には気をつけようね…!

訂正[2021/06/14]誤字を訂正しました
Source: 株式会社ドリテック

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