体型を変えるためのダイエットを放棄して「直観に従って食べる」ことのメリットとは?

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世の中にはさまざまなダイエット方法であふれており、多くの人々がより健康的で理想的な肉体を得るために、食生活の改善を心掛けています。ところが、アメリカの登録栄養士であるElyse Resch氏とEvelyn Tribole氏は食事に制限を設ける従来のダイエット方法を無視した「Intuitive Eating(直観的な食事)」を提唱し、ダイエット文化に疲弊した人々から注目を集めています。

Resch氏らが提唱する「直観的な食事」では、まるで子どものように空腹になったら食事を摂り、満腹感を覚えたら食事をやめることが推奨されています。「これはダイエット文化への反発です。人々はどのような食事を摂るべきか口を出されることにうんざりしています」と、Tribole氏はコメント。Resch氏も「今こそ有害なダイエット法を手放す時です。データによるとダイエットに挑戦した人のうち95%が失敗し、体重を減らせた人のうち3分の2はリバウンドしています」と述べ、従来のダイエット法について否定的な見解を示しています。

「満足することに集中し、空腹感や満腹感、体の要求を知ることは、直観的な食事の指針です」「満足感は空腹でない時には食事を摂らず、空腹な時に食事を始めることを決定する上で重要な情報となります」とResch氏は述べていますが、あくまでも「直観的な食事」はダイエット法ではなく、体重管理そのものが目的ではないと強調しています。「直観的な食事」は従来のダイエット文化への反発からスタートしたものであり、「他者からの愛を受けるに値する人間になるには、ダイエットをして理想的な肉体を得なければならない」という考えから脱却することが、「直観的な食事」の重要な原則になるとのこと。「直観的な食事」において体重管理は重要ではないため、基本的に体重計にのって体重の増減を監視するといったことは行いません。

そこで、「直観的な食事」を始めるにあたって、Resch氏らは「食べてはいけないと思う食材のリスト」を作成し、それぞれの食材に「あまり食べない方がいい」「絶対に食べてはいけない」といったラベル付けを行うことを推奨しています。さらに、リストを作った後にどれか1つの食材を選択し、「食事を摂ってから2~3時間後に、静かな落ち着いた場所でその食材を思う存分食べる」といいそうです。 Tribole氏は、TVやスマートフォン、その他の電子機器といったものを排除して、静かで落ち着いた環境で食事を摂ることを推奨。そして、食事を摂りながら「自分は満腹になっているのか?どれほど満腹感を覚えているのか?」という質問を、自分に向けて問いかけるといいそうです。それが難しい場合、「食事を食べる前」「食事の中盤」「食事が終わった後」の3つのポイントで手を止め、自分の満腹感について意識的に評価することで、次第に自分の満腹感について感じられるようになるとのこと。「直観的な食事」を実践していると、いずれ脳内に染みこんだダイエット知識や他人からのアドバイスによって、食事に対する罪悪感を覚える瞬間があるとTribole氏らは指摘。現代社会では、至る所で「食べていいもの」「食べてはいけないもの」のラベル付けが行われており、生きていると否が応でもそれらの知識を吸収し、影響を受けてしまいます。

 

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