阪神佐藤輝明内野手(22)が、新人本塁打記録を持つ“桑田&清原超え”に意欲を見せた。
22日からバンテリンドームで中日3連戦。19号が出れば新人左打者では98年高橋由伸(巨人)に並ぶが、新人最多の59年桑田武(大洋)&86年清原和博(西武)の31本更新にも気合十分だ。「すごい方たちの記録を塗り替えることができるのはうれしいこと」とレジェンド超えに照準を定めた。まずは大野雄撃ち再現で連敗ストップを期す。佐藤輝が巨人戦で球団新人初の2戦連発を放った勢いで、バンテリンドームに乗り込む。2戦連発は今季4度あるが、3戦連発は未体験ゾーン。「本塁打は一番球場やチームの雰囲気も変わりますし、点が入るので、本塁打を一番打ちたい」と気合十分。チームの連敗を阻止すべく、豪快な1発をぶち込む意気込みだ。
相手先発の大野雄はバンテリンドームで阪神に7連勝中。直近の黒星は8年前の13年8月23日で、佐藤輝はまだ中学3年生だった。前回4月27日の対戦でも8回で1点しか奪えず白星を献上したが、その1点が佐藤輝の7号ソロ。大野雄撃ちの再現に期待がかかる。 19号を放てば新人の左打者では98年の高橋由伸(巨人)に並ぶ。「子どもの頃に見ていた『巨人の天才バッター』というイメージの方。記録を塗り替えることができれば」。20号なら新人左打者最多の46年大下弘(セネタース)に並ぶ。残り80試合で40・85本ペースで量産している佐藤輝には、阪神新人1位の69年田淵幸一の22本、新人最多の59年桑田武(大洋)&86年清原和博(西武)の31本も射程圏。「すごい方たちの記録を塗り替えることができるのはうれしいことです。常に1本でも多く本塁打を打ちたいと思ってプレーしているので、しっかり自分のスイングをして積み重ねていければ」。最終目標は桑田&清原超え。記録更新ラッシュにも意欲十分だ。
22日は母晶子さんの49歳の誕生日。愛情のこもったハンバーグなどで、食が細かった小さいころから栄養たっぷりで187センチ、94キロの立派な体に育ててくれた。父博信さんの54歳の誕生日だった4月25日の広島戦でも祝砲を放っているだけに、もし1発が出れば両親へ最高の恩返しになる。「打点がほしい場面で打つ安打だったり、チームの勝利に結びつく一打をもっと多く打てる、勝負強い打者になりたい」。この日発表された球宴ファン投票の最終中間発表では、両リーグ最多の37万6962票を集めた。最終結果は28日に発表となるが、新人が全体最多となったことは過去にない。注目度が高まる中、まずは連敗ストップの竜倒弾を決める。【石橋隆雄】
見出しがえ?スポーツ新聞は許される技かよ。
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