カラー映像で見られるようになったのは、1897年に撮影されたエルサレムの街頭と行き交う人々の表情だ。ヤッフォ門のあたりで、賑やかな通りの様子がよく分かる。この門は1530〜40年の間に建てられ、何世紀もの間、西洋の巡礼者にとって旧市街への入り口であった。
この映像は、1897年4月にリュミエール社のアレクサンドル・プロミオが撮影したものだ。シネマトグラフを開発し、「映画の父」として知られるオーギュスト・リュミエールとルイ・リュミエールの兄弟は、世界中にカメラマンを派遣し、各地の記録映像を残した。「人工知能を使って白黒フィルムをカラー化したことで、昔の様子をより高画質で見ることができるようになった」動画は昨年8月に公開されたものだが、11月末にアメリカの人気投稿サイトRedditにアップされたことで再び話題となっている。
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