人口と世界 変わる多数派 常識が揺らぐ

世界の人口がまだら模様に減少へ向かう。国や移民など5つの観点からこれまでの「多数派」が変わり、常識が移ろう様をデータで紐解く。

人口と世界, 人口減

2021/12/03 15:20:00

世界の人口は早ければ今世紀半ばにも減少に転じます。国・地域、移民、都市と地方、世帯、そして世代――。5つのポイントから「多数派」が変わり、秩序が揺らぐさまをビジュアルデータでひも解きます。

世界の人口がまだら模様に減少へ向かう。国や移民など5つの観点からこれまでの「多数派」が変わり、常識が移ろう様をデータで紐解く。

第2次世界大戦の終結から間もないころ、「人口」で見た存在感は欧州がまだ大きく、欧米の主要国の出生率は3前後と高かった。その後20年ほどをかけ、世界は人口爆発と経済成長のピークへと歩んでいく。20世紀末、欧米の人口が伸び悩み始めた。一方で、爆発的な増加を見せたのが中国・インドを中心とするアジア。人口増と経済成長は連動し、世界をけん引する主役に躍り出た。ところが21世紀半ば、アジアの人口増にブレーキがかかる。これまで「最多数派」であったアジアのペースダウンの影響は大きい。国連推計(低位モデル)によれば2055年、米ワシントン大の推計では2065年、世界は人口減少時代へと突入する。

もっともアフリカでの人口増加は当面続く。2100年、アジアとアフリカの人口の差は国連の中位推計でも9%ほどに縮まる。「アフリカ最多数」が視野に入るが、影響力の大きさまでは見通せない。

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第2次世界大戦後、人口爆発は欧米からアジアへと広がり、経済成長の源泉になった。これから待ち受けるのは世界人口減時代。いわば、アフリカだけで人口が増える時代へと変わる。その際、経済のけん引役になれるのか。不透明さが漂う。 第2次世界大戦の終結から間もないころ、「人口」で見た存在感は欧州がまだ大きく、欧米の主要国の出生率は3前後と高かった。その後20年ほどをかけ、世界は人口爆発と経済成長のピークへと歩んでいく。 20世紀末、欧米の人口が伸び悩み始めた。一方で、爆発的な増加を見せたのが中国・インドを中心とするアジア。人口増と経済成長は連動し、世界をけん引する主役に躍り出た。 ところが21世紀半ば、アジアの人口増にブレーキがかかる。これまで「最多数派」であったアジアのペースダウンの影響は大きい。国連推計(低位モデル)によれば2055年、米ワシントン大の推計では2065年、世界は人口減少時代へと突入する。 もっともアフリカでの人口増加は当面続く。2100年、アジアとアフリカの人口の差は国連の中位推計でも9%ほどに縮まる。「アフリカ最多数」が視野に入るが、影響力の大きさまでは見通せない。 出所:国連中位推計