しかし、開催までは......盗作問題、国立競技場の問題、関係者の問題発言、延期・中止騒動などなどと、エラーもオウンゴールも多くて、ファインプレーがとても少なかった。単発的な出来事のほかに、場所、施設、タイミング、予算などを巡る問題や騒動も多かった。
特に、日本に莫大な借金を負わせながら対等な権限を与えず、国民の反対を押し切ってオリンピックを決行したと見られているIOC(国際オリンピック委員会)に対する非難は多い。それも費用もリスクも負った日本国民だけでなく、海外の主要メディアも大ブーイングだった。こんなに「非民主的」とか「詐欺以上」などの罵倒が飛び交ったのはトランプ政権時以来!有名な話だが、これは東京五輪に限った話ではなく、毎回のオリンピックについて回る慢性的な問題。開催前に必ず浮上するもので、毎回国民の反対が高まったり、国内外からの批判が殺到したりしているのだ。その繰り返しからオリンピックを開催する魅力が失われ、今は開催地の候補不足が深刻になっている。
例えば、半年後に始まる予定の北京五輪。そもそも6つの候補地があったところ、ノルウェー、スウェーデン、ポーランド、ウクライナが次々と立候補を取り下げた。最終的にアルマトイと北京だけの一騎打ちになった。アルマトイはどこかというと、カザフスタンの南東部でキルギスのちょっと上。キルギスはどこかというと、ウズベキスタンの右。ウズベキスタンはどこかというとグーグルマップの中。確認してください。 北京五輪の後はさらに先が思いやられる状態だ。決定済みの五輪開催地を順番に並べると、北京(冬)、パリ(夏)、ミラノとコルティナ(冬)、ロサンゼルス(夏)、ブリスベン(夏)となる。はい、後半は連続夏季。地球温暖化で永遠の夏になる見込み......ではなく、冬季五輪を開催したいという国がいないのだ。ブリスベンの次の夏季五輪も危うい。このままだと、近代オリンピックは古代オリンピックと同じく、歴史に残るだけになってしまいかねない。また2000年後に復活するかもしれないけど。
もちろん、生き残り策はあるはず。「固定開催地」とか「分散型開催」などの案が知られている。でも、それ以外にもあるはず。せっかくだから僕も新しい案を提案させていただきたい。「オリンピックの理想を取り戻す」、「オリンピックをIOCから守る」、「持続可能なSDGs五輪を実現する」などのテーマを考えたら、ちょっと閃いてしまったのだ。どれぐらいの貢献になるかはわからないが、少なくとも聖火トーチのリレー後のインタビューで披露したアイデアよりはいいはず。大間違いだ、あれは。二度と使わないね、倒置法は。
NW北米版に英語で書いて、NBCに物申してやれよ。 載せてくれるのならねw
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