首長らが「医療従事者等」でワクチン優先接種、各地で相次ぐ…キャンセル分の活用も

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 新型コロナウイルスワクチンの優先接種が認められた「医療従事者等」に該当するなどとして、自治体の首長が接種を受けるケースが相次いでいる。

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 埼玉県寄居町の花輪利一郎町長(76)は14日に臨時記者会見を開き、医療従事者等として4~5月に2回接種を受けたと説明した。副町長と教育長も2回の接種を終え、町職員約100人が少なくとも1回接種したという。

 町長らは、接種に訪れた町民を手助けする業務などを担当していたという。町は4月18日に90歳以上を対象に接種を開始。花輪町長は「先に町民に知らせなかったのは反省材料だが、誤っていたとは考えていない」と話した。

 厚生労働省の手引では、「医療従事者等」は、感染患者(疑い含む)に「頻繁に接する」者と定めている。

 キャンセル分を活用する例もあり、栃木県大田原市の津久井富雄市長(71)は今月9日、90歳以上を対象にした集団接種でキャンセルが出たため接種。岐阜県では、山県市の林宏優市長(69)と北方町の戸部哲哉町長(65)が4~5月に、医療従事者向けでキャンセルが生じたため接種を受けた。いずれも65歳以上向けの接種が開始される前だった。

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