完了しました
関西電力は12日、運転開始から40年を超えた美浜原子力発電所3号機(福井県美浜町)を6月下旬にも再稼働すると発表した。40年超原発の再稼働は国内初のケースとなる。
関電によると、5月20日から原子炉に核燃料を入れる作業を開始し、順調に進めば6月下旬に原子炉を起動する。6月中に発電と送電を始め、徐々に出力を上げ、7月下旬に営業運転に入る見通し。
美浜3号機は2011年の東京電力福島第一原発事故後から定期検査で停止しており、稼働は約10年ぶり。関電は発電所内に常駐する作業員を通常の倍に増やすなど、「安全最優先で取り組む」としている。
一方、美浜3号機と同様、40年超運転を目指している高浜原発1、2号機(同県高浜町)は、テロ対策施設が期限(6月9日)までに完成しないため、当面、再稼働を見送る。