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24年連続で生鮮カツオの水揚げ量日本一を記録している宮城県気仙沼市の気仙沼漁港で11日、今季初めてカツオが水揚げされた。
午前7時頃、三重県尾鷲市の一本釣り漁船「第23長久丸」(119トン)が入港。銚子沖で漁獲した約5・7トンのカツオが次々とベルトコンベヤーで運ばれた。1匹2~3キロで、例年より小ぶりだが、色鮮やかで脂がのっているという。
入札では1キロ平均372円、最高値1490円で取引された。長久丸の岡本公司漁労長(66)は「銚子沖に大きな群れが押し寄せ、まだまだ期待できる。今年も気仙沼が日本一をとれるよう、たくさん水揚げしたい」と語った。
水産会社「磯屋水産」の安藤竜司社長(56)は「待ちに待ったカツオが入った。ずっとコロナで苦しんできたが、気仙沼一丸となって盛り上がっていきたい」と意気込んだ。