富士登山客は1合目で検温へ…地元自治体から「5、6合目では不十分」の声

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 今夏の富士登山客に対する新型コロナウイルス対策で、山梨県は有料道路「富士スバルライン」の1合目下駐車場での検温や体調チェックを追加する方針を決めた。県は5、6合目で登山客の検温を行う方針を示していたが、地元自治体から「不十分だ」と問題視する声が上がっていた。

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山梨県庁
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 県によると、新たな対策は▽1合目下駐車場を通過するマイカーを対象に検温を実施▽検査漏れを防ぐため5、6合目でも同様にチェック▽事前に健康状態や体温などを記したチェックリストを持参すれば検温を免除▽観光バスなどは乗車前の検温を事業者に求める――としている。

 当初の県の案に対し、地元から「麓での水際対策を徹底すべきだ」などの意見が出ていた。地元が求めていたスバルライン料金所前での検温について、県は渋滞の懸念から見送る一方、駐車場での実施なら交通への影響は少ないとしている。

 県は追加対策について地元自治体に説明、協議した上で正式に決定する。県の担当者は「7月の開山に間に合うよう対策に万全を期していきたい」としている。

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