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滋賀県の湖北出身の戦国武将に焦点を当てた企画展「石田三成―秀吉に仕えた知将の生涯―」が、長浜市の長浜城歴史博物館で開かれている。古文書を基に三成の行政官としての優れた手腕などを紹介している。
三成は現在の長浜市に生まれ、豊臣秀吉の側近となったが、関ヶ原合戦で敗れ、斬首された。企画展では前期(15日まで)と後期(16日~6月6日)に一部資料を入れ替え、計46件を展示する。
佐和山城主時代、多和田村(現米原市)に出した「十三ヶ条村
関ヶ原合戦直前の1600年7月、新たな国友鉄砲の製作を禁じた文書は、対立した徳川家康の動きを
後期に展示予定の肖像画は、1907年に京都・大徳寺三玄院の墓所から発掘された遺骨の分析を踏まえて描かれ、鼻筋の通った細面が特徴的だ。
黒岩果歩学芸員は「豊臣政権の重要な政策に携わり、領内も巧みに治めた『知将』の側面に注目してほしい」と話している。
期間中は無休。高校生以上410円、小中学生200円(長浜、米原両市の小中生は無料)。問い合わせは博物館(0749・63・4611)。