完了しました
全日本空輸(ANA)は今月から、機内トイレのドアを肘で開閉できる装置の設置を始めた。ドアの取っ手などに直接触れる必要がなく、新型コロナウイルスの感染防止に役立つと見込んでいる。
航空機の内装を手がける「ジャムコ」(東京)と共同で開発した。ドアの取っ手部分に肘をかけることができる大きさのハンドルを取り付け、肘で押したり引いたりして開閉する仕組みだ。ドアの施錠金具も拳ほどの大きさに変更し、肘でスライドさせて施錠や解錠ができる。
ともに国内線で運航する中型機「ボーイング787」と大型機「ボーイング777」の計21機に順次設置していく方針だ。ANAには、トイレのドアの取っ手に手を触れることを不安視する声が搭乗客などから多数寄せられていたという。