英、17日から海外旅行解禁 感染状況に応じ制限も
【ロンドン=共同】英政府は7日、新型コロナウイルス対策の一環で原則禁止としてきた海外旅行を、17日から解禁すると発表した。ロンドンを含むイングランド地方の住民に限る。旅行先として人気で、感染拡大が落ち着きつつあるポルトガルや、新型コロナワクチンの接種が進むイスラエルなど12カ国・地域を指定した。旅行から戻った際の隔離措置はない。
英政府は、感染やワクチンの接種状況に応じて、各国・地域を信号と同じ「赤・黄・緑」に色分けした。シャップス運輸相は7日の記者会見で、西部ウェールズや北部スコットランドなど国内の残り3地域の各行政府も今回のグループ分けの仕組みに同意していると説明した。
日本や米国は、感染リスクが中程度の「黄」に入り、旅行した場合、帰国時に原則10日間隔離される。インドや南アフリカは感染リスクが高い「赤」で、自己負担で隔離用のホテルに滞在することが義務付けられる。
12カ国・地域を含め、旅行先を出発する直前と英到着時の検査が必要となる。
関連企業・業界