2021 年 10 月 5 日 17:52 JST 更新
【六安(中国)】上海の西方350マイル(約563キロ)に位置する地方都市・六安市に林立するタワーマンションの中には26階建てのものもある。このビル群は未完成のまま放置されており、ビニールシートが風に揺れていた。 六安の別の場所には、金色のペガサス像が未完成のテーマパークの守り神のように立っている。90億ドル(約9980億円)を投じて建設される予定のこのテーマパークの規模は、ディズニーランドより大きくなるはずだった。40億ドルを投じて建設される予定だった電気自動車(EV)工場は、地元のリーダーらが経済の柱として夢見ていたものだった。だが今も鉄骨だけの状態で敷地からは雑草が道路まで伸びていた。 こうした建造物は、中国不動産開発大手・中国恒大集団の壮大に思えた野望の象徴であり、経済の推進力を不動産に依存してきた中国の手法がこうした野望の拡大にどのように寄与してきたかを示すケーススタディーにもなっている。今では恒大集団は、世界最大級の負債を抱える不動産開発会社になっている。
不動産投資は不動産の高騰を 招くバブルを招く。
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