高債務を抱えて世界の市場を混乱させている中国の不動産デベロッパー、中国恒大集団は資金と顧客が底を突いているようだ。それにもかかわらず、21日にドル建て債の利息8350万ドル(約95億円)を支払い、債権者を驚かせた。一方で、同社は29日までにさらに4500万ドルを支払う必要がある。ドル建て債は引き続き額面1ドル当たり20セント近辺で取引され、デフォルト(債務不履行)もしくは大幅なヘアカット(債務元本の減免)の可能性が極めて高いことを示唆している。
投資家はこれをどう思っているのだろうか。いずれデフォルトに陥るのであれば、なぜ今、支払いをするのか。とりわけ中国恒大は、中国政府にとって優先事項と推定される中国の家庭向けの、あまたの未完工マンションを完成させる義務を負っている。
五年以前に規制するべきだだったのでいまさら遅い。
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