巨人菅野智之投手(31)が右肘の違和感で緊急降板した。

立ち上がりは、相手打線を手玉に取る快投でイニングを進め、直球の最速は148キロ。しかし4回2死、オスナを右飛に打ち取った直球は140キロにとどまった。ベンチに引き揚げると宮本、桑田両投手コーチと会話を交わし、口を一文字に結んだ。直後の4回の打席で代打ウレーニャを送られ、無失点でマウンドから退いた。

5回を持たずに降板するのは19年9月15日阪神戦の4回4失点以来となる。当時は腰痛を発症し、復帰まで約1カ月強を要した。今季は開幕投手を務めた後の3月30日に足の違和感で登録を抹消された。エースの度重なる離脱となればチームにとってのダメージは大きい。この日は、3回までに3点を先行したが、8回から登板した中川の4失点などで今季4度目の逆転負け。東京ドーム5連敗となった。