日野自、CASEが迫る効率経営 株価浮上のカギ握る
田辺静
日野自動車が在庫削減を核とする効率経営を強化している。新型コロナウイルス禍に伴うトラック需要減少はあるが、理由はそれだけではない。中長期的にCASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)対応の投資の増加が避けられないからだ。競合のいすゞ自動車に見劣りする株価の浮上にも欠かせない。
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