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「中国よ、消えうせやがれ」 フィリピン外相、“禁句”使って怒り爆発

 【シンガポール=森浩、海口(中国海南省)=三塚聖平】フィリピンが領有権を主張する南シナ海の海域に多数の中国漁船が停泊している問題をめぐり、フィリピンのロクシン外相は6日までに、英語圏で禁句である単語を用いて「中国よ、消えうせやがれ」とツイッターで発信した。その後、ロクシン氏は発信を謝罪したが、漁船の停泊を続ける中国に対し、いら立ちを爆発させた形だ。

 ロクシン氏は3日、自身のツイッターで「中国よ、どうすれば丁寧に言えるだろうか」と前置きした上で、即座に海域から立ち去るように要求した。

 中国漁船は3月上旬から、フィリピンが自国の排他的経済水域(EEZ)内と主張するスプラトリー(中国名・南沙)諸島の海域で停泊を続けている。フィリピンは外交ルートを通じて抗議を続けているほか、4月下旬にはスプラトリー諸島付近で沿岸警備隊による海上訓練を実施するなどして、中国を牽制(けんせい)している。

 中国外務省はロクシン氏の発信を受け、4日の報道官談話で、「発言は基本的な礼儀と身分にふさわしいものであるよう望む」と不快感を表明した。

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