いつか園内で会えるかも?
ディズニーランドでアトラクションの設計や企画開発を担当する、ウォルト・ディズニー・イマジニアリングが、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に登場するベイビー・グルートのロボットを作りました。
これはディズニーのキャラクターを模して、自由に歩き回ることができる2足歩行ロボット俳優。小型ながらも50以上の自由度(関節)を持ち、様々な動きを再現することが可能になっています。
わずか2年で完成
研究開発は2018年に、1本の脚から始まったようですね。それが翌年には上半身を載せてリズムよく2本脚で歩けるようになっています。そして2020年に完成したグルートは、顔の表情を作ることも、片足立ちで荒ぶる鷲のポーズを決めることも可能になりました。
このロボットは独自のオーサリング・ツールで動き方をプログラムし、操縦者の思った通りの動きがすぐ行なえるとのこと。キャラクター特有のポージングや、状況に合わせた動きが思いのままなのです。
お目見えの予定はナシ
今回はグルートを使った試作品ということで、すぐにディズニー系テーマパークに登場するわけではありません。ですが、いずれは別の姿で「パンドラ ザ・ワールド・オブ・アバター」のアニマトロニクスみたいにアトラクションに導入されるかもしれませんし、パレードなどに利用される可能性だってなきにしもあらず。それにこんなに精巧なら、CG使うより手っ取り早く映画の小道具として採用されてもよさそうですよね。いろいろとテストを重ねているそうなので、ここからどう発展するのか、楽しみにしておきましょう。
Source: YouTube via Mashable, Walt Disney Imagineering