「命を救うために使うべきだ」スズキがインドで部品製造用の酸素を医療用に

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 【バンコク=山村英隆】スズキは28日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、インド国内にある3工場について5月1~9日に生産を一時停止すると発表した。インドでは医療用酸素が不足しており、部品の製造工程などで主に使われている酸素を医療用に回すための措置だとしている。

「光の見えないトンネルの中にいるよう」、コロナ後遺症の苦しみ今も…周囲の理解得られず精神的苦痛も
スズキ本社
スズキ本社

 スズキの子会社マルチ・スズキの発表によると、北部ハリヤナ州などの四輪車工場で、6月に予定されていたメンテナンス作業を前倒しするかたちで5月上旬に生産を一時停止する。

 酸素は自動車部品の製造工程で、溶接などに使われているという。マルチ・スズキは発表で「現在の状況では、利用可能な酸素は生命を救うために使われるべきだ」と強調した。

 インドでは新規感染者が爆発的に増えている。政府の発表によると、29日には1日あたりで約38万人の新規感染が確認された。

新型コロナ・都道府県別感染者数や最新ニュース
【連載】コロナの先へ 危機の教訓
スクラップは会員限定です

使い方
「経済」の最新記事一覧
記事に関する報告
2020672 0 経済 2021/04/29 22:59:00 2021/04/29 23:47:42 2021/04/29 23:47:42 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/04/20210429-OYT1I50121-T.jpg?type=thumbnail

主要ニュース

セレクション

読売新聞購読申し込みキャンペーン

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)