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岩手県久慈市山根町の新山根温泉「べっぴんの湯」で市が掘削工事を行った結果、新たな源泉の湧出に成功した。市は大浴場を改修し、来年春頃の一部再開を目指す。
べっぴんの湯は1995年の開業。当初は毎分205リットルの源泉が出ていたが、湧出量は減少して2019年7月に同12リットルとなり、同9月末で営業を休止した。
市は新たな源泉の確保に向けて昨年11月から敷地内を550メートル掘削する工事を実施したところ、3月初旬、安定的に営業できる毎分50~60リットルの湧出を上回る同157リットルの温泉がわき出た。
市は老朽化が進む客室や食堂などの改修も進める考えで、「新たな源泉が確保でき、地域の方も喜んでいる。早期の再開に向けて取り組みたい」(観光交流課)としている。