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【ニューヨーク=小林泰明】トヨタ自動車子会社で自動運転の技術開発などを手がける「ウーブン・プラネット・ホールディングス」と米配車サービス大手リフトは26日、ウーブンがリフトの自動運転部門を約5・5億ドル(約600億円)で買収することで合意したと発表した。自動運転分野のライバルを取り込み、人材確保や技術開発の強化につなげる狙いがある。
両社は、自動運転技術の安全性を高めるため、リフトの車両データの活用などで協業することでも合意した。買収により、約1200人体制で自動運転の開発を進めることになるという。
リフトは米カリフォルニア州で実施された自動運転車による試験走行の距離で上位に入るなど、自動運転分野に力を入れていた。
ウーブン幹部は声明で「世界トップ級の技術者らが集結することで、素早い事業展開ができる」などとし、リフト幹部は「自動運転車を市場に届けるという使命の実現が今まで以上に可能になる」と述べた。