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4都府県に25日から5月11日まで緊急事態宣言が発令されることを受け、プロ野球は24日、臨時実行委員会を開き、期間中の対象地域での公式戦を原則として無観客で開催することを決めた。可能な限り来場者を迎えて試合を行うため、日程変更による対応を試みることにも合意した。
対象となるのは、東京ドーム、神宮球場、甲子園球場、京セラドーム大阪で開催される公式戦。巨人、ヤクルト、阪神、オリックス、日本ハムの5球団が主催試合を計27試合予定していた。25日の3試合については告知期間が短く、入場券のキャンセルなどで混乱が生じると判断され、例外として有観客での開催が認められる。また、読売巨人軍はこの日、5月2日の中日戦を7月8日に変更し、5月8日のヤクルト戦も宣言期間外に振り替えると発表した。
記者会見した斉藤惇コミッショナーは、試合を延期し観客を入れて開催するべきだという意見もあったことを明かした上で、今後の感染状況次第で宣言期間が延びたり、対象が4都府県以外に広がったりする可能性があることから、日程を再編成するのは現実的ではないと説明。「プロ野球はお客さんあってのもの。無観客とするのは苦渋の選択」と述べた。販売済み入場券のキャンセル手数料など補償を求める考えも示した。