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楽天モバイルは22日、米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の主力機種を、30日から販売すると発表した。これまで店頭やオンラインストアで取り扱っていなかったアイフォーンは国内で人気が高く、利用者の拡大につなげたい考えだ。
販売するのは、高速・大容量通信規格5Gに対応した最新の「アイフォーン12」シリーズ4種類と、手頃な価格で5Gに対応していない「アイフォーンSE」。23日午後9時から予約を受け付ける。
価格は一括払いの場合、64ギガ・バイト(GB)のアイフォーン12は10万1176円、128GBの「アイフォーン12Pro」は12万7395円(いずれも税込み)と、NTTドコモなど大手3社より安い。
これまで楽天利用者がアイフォーンを使うには、アップルの直販店で端末を購入するなどした上で、通信に必要なSIMカードを自分で入れる必要があった。
アイフォーンは、国内のスマホ市場で5割程度のシェア(占有率)がある。大手3社が契約をインターネットに限定した割安なプランを導入する中、楽天は価格面の優位性が薄れており、アイフォーンの導入で巻き返しを図る。