全国で変異型「N501Y」唯一の未確認、山形でついに初検出

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 山形県と山形市は18日、県内の新型コロナウイルス感染者2人から、感染力が強いとされる「N501Y」という変異ウイルスが県内で初めて検出されたと発表した。県によると、全国ではこれまで山形県でのみ確認されていなかった。

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山形県庁
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 N501Yは、重症化しやすいとされ、関西を中心に急層している変異型。首都圏や中京圏などにも広がっている。

 県内では今月に入り、12日までに感染が公表された278人のうち、50%にあたる139人について変異株の検査実施した結果、変異ウイルスが確認された。

 このうち県内在住の1人は3月下旬に発症。発症前2週間以内に県外との往来はない。感染経路は不明。発症当時の症状は重くなかった。すでに退院し、感染拡大の恐れはないという。

 もう1人は山形市在住の患者。4月上旬に発症しており、発症前2週間以内にN501Yが流行している県外の地域に往来していた。症状は重くないが、現在も県内の医療機関に入院している。

 県内ではこれまで、東京都や仙台市などで流行している変異ウイルス「E484K」が確認されていた。

 吉村知事は18日、臨時の記者会見を開き、「『まん延防止等重点措置』が適用されている10都府県との往来は可能な限り控えてほしい」などと呼びかけた。

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1995531 0 社会 2021/04/19 14:31:00 2021/04/19 14:31:00 2021/04/19 14:31:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/04/20210419-OYT1I50028-T.jpg?type=thumbnail

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