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五輪でメダル目指す萩野公介へ、手紙で思い伝える両親…「できることは応援すること」

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男子200メートル個人メドレーの五輪代表をかけたレースに臨む萩野公介
男子200メートル個人メドレーの五輪代表をかけたレースに臨む萩野公介

 東京五輪代表選考を兼ねて東京アクアティクスセンターで行われている競泳の日本選手権で、リオデジャネイロ五輪男子400メートル個人メドレー金メダル、200メートル個人メドレー銀メダルの萩野公介(ブリヂストン)が8日午後、200メートル個人メドレーの五輪代表切符を懸け、決勝のレースに臨む。

 0歳から水泳を始め、小学生の頃には既に「天才」と呼ばれ、高校生だった2012年ロンドン五輪では銅メダルに輝いた。リオで頂点を極めた後はしかし、スランプに陥り2019年には長期休養も経験した。そんな萩野を、両親はどう見ていたのか。ブリヂストンは8日、萩野のこれまでの道のりを描く動画シリーズ「THE JOURNEY OF KOSUKE HAGINO」の第3弾として、『手紙篇』を公開。一人っ子の萩野へ、両親がメッセージを送った。動画は以下のサイトで閲覧できる。

https://www.bridgestone.co.jp/chaseyourdream/athlete/spss/journey/kh_1/

 萩野は今大会、体力面の不安などを考慮し、400メートル個人メドレーのエントリーを回避。200メートル自由形では3位となり、既に800メートルリレーメンバーとして代表入りを決めている。200メートル個人メドレーでは、2大会連続の五輪メダルを目指す。

 ◇

◆「手紙」の全文は以下の通り

 小さい頃から、体を動かすことが大好きだったあなた。2歳でもう25メートルプールの半分を一人で泳いでましたね。

 疲れているのに「勉強しなさい」とつい言って、喧嘩になったこともありました。

 遊びたい時も、眠い時も、あなたは厳しい練習を積み重ねてきた。

 休養から復帰して、必死に前に進もうとしているあなたに、親ができることは、ただ、応援すること。寄り添うこと。

 水泳を始めて26年。いろんな国に行き、仲間と出会いました。そのすべてが、何ものにも代えがたい貴重な宝です。

 不安も迷いも過ぎてみればいい経験だったと思えるはず。

 2021年、悔いのないよう、存分にやりきってください。

 一度しかない人生を大いに味わい、楽しんでください。

 息子、公介へ 父、母より

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