プロ野球、今季は延長戦行わず九回で打ち切り…同点の場合は引き分け

　プロ野球の１２球団は２２日、新型コロナウイルス対策のため、２６日に公式戦が開幕する今季は延長戦を行わずに九回で打ち切ることを決めた。九回を終えて同点の場合は引き分けとなる。

　東京、埼玉、千葉、神奈川の１都３県に発令されていた緊急事態宣言は２１日で解除されたが、午後９時までの営業時間短縮要請は残る。これを踏まえ、１都３県でのナイターは、開始時間を１５～３０分程度早めることで午後９時までの試合終了を目指す。

　２２日に開かれた１２球団代表者会議で、「九回制」を確認した。コロナ禍で開幕が当初より３か月遅れた昨季は、過密日程による選手の負担軽減を図るため、延長戦は十回で打ち切りだった。この特別ルールのもと、昨季の平均試合時間はセ・リーグが３時間１３分、パ・リーグが３時間１８分だった。

　読売巨人軍は東京ドームで行う開幕戦を午後５時４５分試合開始とし、当初より１５分早めた。