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【ニューヨーク=村山誠】米ミネソタ州で昨年5月、黒人男性ジョージ・フロイドさん(当時46歳)の首をひざで押さえ付けて死亡させたとして、第2級殺人罪などに問われた白人の元警官デレク・ショービン被告(44)の公判が9日、州地裁で始まった。まずは陪審員の選任手続きに3週間ほどかかる見通しだ。
この事件を機に昨年、人種差別に抗議する「ブラック・ライブズ・マター(BLM=黒人の命は大切だ)」運動が全米や世界各地に拡大。裁判の行方は注目を集めており、8日には、裁判所周辺やニューヨーク市などでショービン被告の有罪を求めるデモや人種差別への抗議デモが行われた。