みずほ銀行ATM2900台に障害 ネットも一部取引停止に
みずほ銀行で28日、一部のATMが正常に稼働せず、預金を引き出せなくなる障害が起きた。定期預金のデータを更新する作業中に不具合が生じたためと説明している。全国にある5395台の店舗内ATMのうち、約55%の2956台に影響があったという。
28日午前から、操作中のATMからキャッシュカードが戻らず、一部の利用者が預金を引き出せない事態になっていた。インターネットバンキングでも定期預金の預け入れなど一部の取引ができなくなった。
みずほは3月1日朝の全面復旧をめざしている。ホームページで「ご迷惑やご不便をおかけし、深くおわび申し上げます」と謝罪した。
みずほは2002年4月の発足時と11年3月の東日本大震災の直後にシステム障害を起こし、二重引き落としなど社会的な混乱を招いた。その後に基幹システムの刷新を決め、4000億円以上の費用を投じて19年夏に稼働を始めていた。
※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。
この投稿は現在非表示に設定されています
(更新)