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【ジュネーブ=杉野謙太郎】国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は22日、東京五輪・パラリンピック開幕まで半年を迎えるにあたってビデオメッセージを公開し、「すべての参加者の安全が最優先事項だ。(新型コロナウイルス対策について)あらゆるシナリオを準備している。入国から隔離のルール、選手村でどう距離を取るか、観客が何人参加できるかも含めてだ」と語った。
バッハ会長は「五輪運動全体が7月23日の開会式を心待ちにしている」と、予定通りの開催に取り組む考えを示した。
前日に行ったIOC委員との会合にも触れ、「6か月後の五輪を、私たちが今もただ中にいるトンネルの終わりの明かりにすると、みんなが決意している。見通しは明るく、全力を尽くしている」と語った。また22日には206か国・地域の五輪委員会と会合を行い、「彼らも大会を楽しみにしている」と述べた。